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2004年09月23日

es [エス]

2001年/独/原題:das experiment/監督:オリバー・ヒルツェヴィゲル/公式サイト(日本語)

1971年に米スタンフォード大学の心理学部で行われた看守・囚人実験を元にした映画です。ちなみにアメリカでは公開できなかったとか。木曜洋画劇場でやっていたので見ました。ただ、前半を見逃してしまい、参加者が集まった所からになってしまいました。

この映画を見る限り、役割を与えられた人間がただそれだけで役割に応じて人格が変化していく、という事はあまり感じ取れませんでした。事態をあそこまで悪化させた原因の根底は、囚人番号77(タレク)が看守側に対して事ある毎に反抗し、彼らを煽っていた事に有ると思います。それに呼応して看守側が暴力的になっていってました。また、看守を縛る規則が「暴力を振るわない」だけで、特に規則を破った囚人への罰則が一任されていた為にエスカレートしやすかったのではないでしょうか。

実際の実験ではどうだったのか、気になります。ドキュメンタリーなどが有るならば、是非見たいです。

2004年09月23日 23:58

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