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2005年11月01日

シン・シティ

2005年/米/原題:SIN CITY/監督:フランク・ミラー 、ロバート・ロドリゲス 、クエンティン・タランティーノ/公式サイト(日本語)

映画館で予告映像を見て、これはめちゃくちゃ格好良い映画に違いない!と思い、絶対に見に行こうと決意しました。予告映像の白黒画面に原色一色が印象的で、まるで漫画のような車の動きが格好良くて、絶対にツボに入るに違いないと。

……ツボじゃなかったョ……

見終わった後にあれこれ考えてまず思い当たったのは、痛そうなシーンが多かった事。SAWの感想でも書きましたが、僕は痛みを感じるシーンが凄く苦手です。もう、そわそわしちゃって映画に集中できません。所在無さげに手が身体のあちらこちらへと動きます(周りの人、うざかっただろうなあ……)。

しかし、いくらなんでもそれだけじゃないよな、と思いながら色々と考えました。生きてるcoyoteD20えすにずむの坩堝に載っている感想を見ながら、人と電話をしながら。

恥ずかしながら『バットマン・イヤーワン』(『バットマン ビギンズ』の原作)では、人に言われるまで、ゴッサム・シティの魅力に気付かなかったのですが……今度はちゃんと拾いました。と書いてあるのを眺めながら思い当たったのは、見方を誤ったんじゃないか、と。この映画は奇麗な映像に、原作を非常にうまく映像として再現しているところや都市の雰囲気を楽しむべきであって、ストーリーは真剣に追うべきじゃなかった。

例えるなら、ブレードランナーを見て「ストーリーいまいちだったなあ」と言って、「馬鹿。あれはサイバーパンクの世界を映像で表現している所を見るんだよ」と言われるように。それと同じ種の過ちを犯してしまったと。

しかし、見方に注意しながらもう一度見れば楽しめるかと言うと、苦手な痛いシーンが多いので厳しいかなあ、とも思う次第で。

(追記があるかも)

2005年11月01日 22:12

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